ここで言うNAT検査は、リアルタイムPCR検査のことです。
本当のNAT検査は、血液センター専用の検査で医療機関では受けることは出来ません。
何度も申し上げていますが一般的にNAT検査と呼ばれるのは、リアルタイムPCR検査のことです。
※ここではあえて皆が使用するNAT検査と言います※
NAT検査は全国何処の医療施設でも受けることが出来ます。
医療施設の大小(大学病院から個人のクリニック)は関係ありません。
検査の種類は膨大な数あり、幾ら大学病院でもすべての検査を自施設で検査することは不可能です。
当然中小の病院やクリニックではなおさら検査することが出来ません。
その為に医療機関から検査を請け負う検査専門の会社があります。
検査を請け負う会社は全国にあり、全国全ての医療機関の検査を請け負って検査します。
NAT検査ができない医療機関は、検査専門の会社に検査を依頼することになります。
全国の医療機関は大小にかかわらず全て検査専門の会社と契約をしています。
従ってNAT検査を受けることの出来ない医療機関はありません、全国どこの医療機関でも検査は受けることが出来ます。
では、何故NAT検査を受けられない医療機関があるのでしょうか?
以下に分析してみます。
1.医師がNA検査を検査専門の会社に依頼できることを知らない。
2.多くの人がNAT検査ということから、NAT検査は血液センター専用の検査で当然検査専門の会社でも検査できないと勘違いしている。
これは、NAT検査とリアルタイムPCR検査の区別ができない医師に多い。
3.HIV検査としてのNAT検査の依頼を受けること自体を嫌い、検査できないという医師がいることも事実です。
要するにHIV検査に関わりたくない医師もいることは事実です。
それではNAT検査を受けるためにはどうすればよいのか?
1.HIV検査のことを理解している性病専門の医師に検査を依頼する。
2.NAT検査という表現を避けてHIVのリアルタイムPCR検査を受けたいと申し出る。
3.自分の施設では出来ないと言われた時には、検査専門の会社に検査を依頼してほしいて申し出る。
上記のようにすればNAT検査は、全国何処の医療機関で受けることが出来ます。
お役に立ちましたでしょうか??!!
最後に一言、HIVのリアルタイムPCR検査は、2023年現在HIV-1しか検査できません。
HIV-2のPCR検査はありますが、一部の研究施設で研究として検査されていますが、検査として認可されていませんので当然保険適応もなく、医療機関で受けることは出来ません。
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