HIVに感染してから2~4週後で以下のような症状(初期症状)が現れることがありますが、すべての人に現れるとは限りません。
さらに初期症状は、現れてから数日から数週間で消え、再度現れることはありません。
【主な初期症状】
38.5℃以上の発熱・・・・(96%)
首や腋の下及び股のリンパ節の腫れ(左右対称に腫れる)・・・・(74%)
咽頭炎(のどの痛み)・・・・(70%)
痛みや痒みのない5~10mmの大きさのバラ色の発疹が顔、 手のひらや足の裏など全身に・・・・(70%)
筋肉痛と関節痛・・・・(54%)
下痢・・・・(32%)
頭痛、嘔吐、吐き気・・・・(30%)
口の中のカンジダ・・・・(12%)
検査の異常 血小板の減少・・・・(45%) リンパ球の減少と肝臓機能検査の異常・・・・(21%)
頭痛
意識がもうろうとする
症状からHIV感染を判断することは出来ません、感染の判断は適切な時期に、適切なHIV検査を受けることです。
【HIVを治療しないとどうなるのですか?】
通常感染してから、数年から5年程度かけて、体の免疫機能が低下してきます、その為に日和見感染症などを発症することになります。
AIDSが発症してから、抗HIV薬を使用しても十分な効果が得られず、死亡する率が非常に高くなります。
その為可能な限りHIV感染の初期に、抗HIV薬を使用して治療することにより、HIVの増殖を抑え、AIDSの発症を押さえることが可能となっています。