クラミジアの血液検査とは、通常、IgG抗体とIgA抗体という2種類のクラミジア抗体を検査します。
尿検査や性器や喉、肛門の粘膜検査では、感染してから2週間程度で検査ができますが、血液検査の場合は、4週以上経過しないと感染が分からないことが多いです。
また、クラミジアが完全に体の中からいなくなって治癒後にも、IgG抗体だけでなくIgA抗体も陽性となることから、現在感染しているのか、治癒後なのかが正確に判断できません。
実際、クラミジア抗体検査が陽性で、尿や粘膜からの検査を受け直した結果、現在クラミジアの感染はなく、過去に感染して治っていて、治療の必要のない事例が多く見られます。
血液でクラミジア抗体検査を受けても結局、通常の尿検査や粘膜検査を再度受け直す必要があることからして、クラミジアの血液検査を受けることはお勧めできません。
正確に感染判断をするには最初から尿検査や粘膜検査を受けることをお勧めします。