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2023年8月21日月曜日

梅毒について知ろう-14.梅毒バラ疹とは-

【梅毒バラ疹とはどのようなものなのですか?】


梅毒トレポネーマに感染し、治療をしないで3ケ月以上を経過すると、梅毒トレポネーマが血液によって全身に運ばれ、 手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。


バラ疹は斑丘疹状紅斑を呈して3~10mm程度の小さな紅斑を呈します。


色調としてはピンク・赤色・褐色など種々の色合いをしますが、しばしば落屑・膿疱・潰瘍などを起こすこともあります。


※落屑(らくせつ)とは、皮膚の表層が大小の角質片となってはげ落ちること※


しかし水疱となることは極めて稀です。


梅毒患者の50~80%に手握や足の裏にも発現します。


この発疹は小さなバラの花に似ていることから"バラ疹(ばらしん)"と呼ばれています。


【バラ疹はどれ位出ているのか】


バラ疹はたいてい数日から数週間で消えることからして、皮膚の変化以外には特に自覚症状がないため、 気づかない場合もあります。


バラ疹は治療をしなくても数週間以内に消え、再び再発を繰り返すこともあります。


バラ疹が消えると梅毒は治ったということです?


抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内にいることから梅毒が治ったわけではありません。

梅毒トレポネーマは、依然として体内にいて体を蝕み続けてています。


【バラ疹の出現頻度】


バラ疹は、第2期梅毒患者の70%に認められ、梅毒患者全体の90%以上に認められる頻度の高い症状です。


【バラ疹に触れると梅毒トレポネーマに感染してしまうのですか?】


浸出液や膿などが出ていないバラに疹触れても梅毒トレポネーマに感染することはありません。


【バラ疹らしきものが体に出たときの対応】


梅毒トレポネーマに感染する危険性のある行為をしてしまったときには、迷わず梅毒の専門家である皮膚科医を受診 する必要があります。


梅毒バラ疹は、アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもありますので、専門家である皮膚科医を受診する必要があります。

 

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