HIVの検査はどのような検査は、大きく分けて以下の検査があります。
1.リアルタイムPCR検査
2.第三世代の抗体検査・・・PA法、エライサ法
3.第四世代の抗原抗体検査
4.迅速(即日)抗体検査
【HIVの検査はいつ受けたらいいのですか?】
HIVの検査は受ける時期が大切で、受ける時期を間違えば信頼できる結果は得られません。
【リアルタイムPCR検査はいつ受ければよいのですか?】
不安な行為から11日以降何時受けても信頼できる結果が得られます。
※ただし、HIV-2の感染の判断は出来ません※
【第三世代の抗体検査はいつ受ければよいのですか?】
不安な行為から12週以降に受ければHIV-1とHIV-2に対する信頼できる結果が得られます。
※2023年現在第三世代の抗体検査はほとんど使用されていません※
【第四世代の抗原抗体検査はいつ受ければよいのですか?】
不安な行為から30~50日以内に受ければHIV-1に対する信頼できる結果が得られます。
※50日を経過すると血液中のHIV-1の抗原量が少なくなるので、感染していても陰性(偽陰性反応)となることがあります※
ただし、HIV-2の感染の判断は出来ません。
【迅速(即日)抗体検査はいつ受ければよいのですか?】
不安な行為から12週以降に受ければHIV-1とHIV-2に対する信頼できる結果が得られます。
【HIVに感染しているとはどのような場合に確定できるのですか?】
HIV抗体検査が陽性だけでHIVに感染しているとは言えません。
確認検査が陽性となって初めて、HIVに感染していると判断されます。
1.抗体確認検査としては、ウェスタンブロット(WB)法、蛍光抗体法(IFA)。
2.HIV抗原検査としては、HIV分離及び核酸診断法(リアルタイムPCR)等の病原体に関する検査。
の確認検査を行います。
【判定方法としては】
1.ウェスタンブロット法、蛍光抗体法とHIV分離及び核酸診断法(リアルタイムPCR)等の病原体に関する検査が 陽性の場合→HIV-1感染者。
2.ウエスタンブロット法や蛍光抗体法が保留でリアルタイムPCR陽性の場合→急性HIV-1感染者。
3.ウエスタンブロット法や蛍光抗体法が陰性でリアルタイムPCR陽性→急性HIV-1陽性者。
4.ウエスタンブロット法や蛍光抗体法が陰性でリアルタイムPCRも陰性の場合は、さらに2週間後再度採血をして、 再検査を行い、ウエスタンブロット法や蛍光抗体法が陰性あるいは保留で、リアルタイムPCR陰性ならスクリーニング検査は 偽陽性と判定するが、念のためにHIV-2確認検査を実施する。
このように、HIV抗体検査が陽性でも、確認試験のウェスタンブロット法や蛍光抗体法およびリアルタイムPCRが陰性の場合は、 偽陽性反応として、HIV感染はないと判断します。
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